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訪問看護むぎ
提案アップデート

料金設計の見直しと法的リスクの整理 / 2026.04.30 更新

参考サイト「ぽの」の認識違いについて

当初、田上代表より「検索で出てきたPonoというサイトを参考にしたい」とご共有いただいた際、URLを多摩市Pono(pono-vns.com)と弊社で取り違えて分析していました。実際のご参考サイトはぽの相模原(nsseedpono.crayonsite.com)でした。両者は別法人の別サイトで、内容も大きく異なります。

項目 ぽの相模原(実際の参考サイト) 多摩市Pono(弊社が分析していた)
URL nsseedpono.crayonsite.com pono-vns.com
所在地 相模原市南区 東京都多摩市
むぎとの関係 直接競合(緑区と南区で近接) 同業他エリア(参考になる)
ページ数 4ページ(ホーム/職員/施設/お知らせ) 6ページ+お問い合わせ
料金記載 なし 事業者ページに具体例あり
事業者向けページ なし 加算10種+指示書3種DL
採用情報 なし 専用ページあり
制作プラットフォーム Crayon無料テンプレ オリジナル制作
結論: ぽの相模原は競合であり、サイト自体は4ページの簡素な構成。これをそのまま参考にすると、現状のペライチサイトとほぼ同等の仕上がりになり、差別化されない。むぎが学ぶべきは多摩市Pono型の網羅サイト(事業者向けページ・指示書DL・スタッフ紹介の充実)。本提案は多摩市Pono型をベースに設計します。

元々の提示金額(旧版・固定型)

当初提示していた料金プラン。契約成果報酬は3万円固定(早期離脱の有無に関わらず一律支払)。

A: 堅実
固定費型・成果報酬なし
制作費45万円
月額保守1万円
契約成果報酬なし
採用成果報酬なし
新規ケアマネ紹介なし
初年度コスト
57万円
B: ハイブリッド
中間型・成果報酬連動
制作費15万円
月額保守1万円
契約成果報酬3万円/件
採用成果報酬10万円/人
新規ケアマネ紹介5万円/件
初年度コスト目安*
51万円
C: 攻め
初期費用ゼロ・成果報酬型
制作費0円
月額保守5,000円
契約成果報酬10万円/件
採用成果報酬10万円/人
新規ケアマネ紹介10万円/件
初年度コスト目安*
56万円

*契約3件+採用1名+新規ケアマネ1事業所のシナリオで算出

先方からのフィードバック: 「2-3日で訪問終了する利用者にも3万円支払うのは厳しい。1ヶ月か2ヶ月続いた場合の支払いに変更できないか」というご懸念をいただき、設計を見直しました。

新提示金額(段階払い型)

先方の早期離脱懸念に対応し、契約成果報酬を5段階のマイルストーン式に変更。早期離脱なら支払い0円、長期定着するほど単価が伸びる設計に。

段階払いマイルストーン

トリガー B(ハイブリッド) C(攻め)
契約成立時0円0円
1ヶ月継続(訪問4回完了)2万円3万円
3ヶ月継続+2万円+3万円
6ヶ月継続+2万円+3万円
9ヶ月継続+2万円+3万円
12ヶ月継続(年間定着) +2万円(合計10万円) +3万円(合計15万円)
A: 堅実
固定費型・成果報酬なし
制作費45万円
月額保守1万円
契約成果報酬なし
採用成果報酬なし
新規ケアマネ紹介なし
初年度コスト(固定)
57万円
C: 攻め
初期費用ゼロ・成果報酬型
制作費0円
月額保守5,000円
契約成果報酬
(段階払い)
最大15万円/件
(3万×5段階)
採用成果報酬
(試用期間後)
10万円/人
新規ケアマネ紹介10万円/件
初年度コスト目安(業界平均ケース)
48万円
最大ケース(全件12ヶ月継続)71万円

変更点サマリ

法的リスクのある論点

2026年1月から厚労省の訪問看護全国調査が開始されており、業界全体として監視が強化される局面です。本提案の設計について、以下の論点を弁護士確認のうえ、必要に応じて法的リスク折り込み版(次セクション)への切り替えを推奨します。

論点 リスク 対応
段階払い契約成果報酬 保険給付月数連動の社会保障費由来支払と評価される懸念。療担規則類推適用・健康保険法第80条による指定取消リスク 段階払いを廃止し、契約成立後30日継続で一時金支払い型に切り替え(次セクション)
最重要事項: 段階払い契約成果報酬は、保険継続月数(1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/9ヶ月/12ヶ月)に連動した支払構造のため、2026年1月開始の厚労省訪問看護全国調査の問題意識と直結します。そのまま実行した場合、行政指導・指定取消に発展する懸念があります。契約締結前に貴社・弊社の双方で弁護士確認を行い、必要に応じて次セクションの折り込み版(一時金型)に切り替えることを推奨します。

法的リスク折り込み版(推奨)

セクション04のリスクを最小化するため、契約成果報酬を30日継続後の一時金型に切り替え、採用報酬は名目・業務範囲を整理した版です。

主な調整点

  1. 契約成果報酬を一時金型に — 段階払い(保険継続月数連動)を廃止。契約成立後30日継続(または訪問4回完了、いずれか早い方)で一時金を1回のみ支払
  2. 採用報酬の名目を「採用ページ運用報酬(成果連動)」に統一 — 応募取次・選考・面接調整に当社は一切関与しない設計を契約条項で明記。募集情報等提供事業の枠内に整理
  3. HPフッターに運用主体を明示 — ステマ規制対応
  4. 医療広告ガイドライン準拠 — 体験談・他社比較・治療効果表現を排除
  5. 当社業務範囲を契約上限定 — Web・LINE・制作物のみ。ケアマネ事業所への対面営業・接待は一切行わない旨を明記
A: 堅実
固定費型・成果報酬なし
制作費45万円
月額保守1万円
契約成果報酬なし
採用ページ運用報酬なし
新規ケアマネ紹介なし
初年度コスト(固定)
57万円
C: 攻め
初期費用ゼロ・一時金型
制作費0円
月額保守5,000円
契約成果報酬
(30日継続後)
8万円/件 一時金
採用ページ運用報酬
(試用期間後)
10万円/人
新規ケアマネ紹介10万円/件
初年度コスト目安*
43万円
最大ケース(全件30日継続)50万円

*契約3件のうち30日継続率70%(業界推定)+採用1名+新規ケアマネ1事業所のシナリオで算出

結論: 法的リスク折り込み版は、新提示金額(セクション03)と比較して年間コスト差は数万円程度。一方で、行政指導・指定取消・刑事罰リスクをほぼ排除できるため、長期的な事業安定性を考えるとこちらを推奨します。最終的な契約形態は、貴社の顧問弁護士に確認のうえご判断ください。